そもそも空腹に耐えるような、辛い減量をしなくても済む「空腹解消減量」が存在している。
ハーバード大の権威が考案した、最新科学に基づく3段階減量プログラムである。
これは肥満が全世界でもトップクラスに進んでいる米国人向けに考案されたプログラムであるが
日本もアメリカ同様に、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病が取り沙汰出されている。
食事を摂る時に、カロリーばかりに注目しがちで
どんな食材やレシピで食べていたかを考えない減量を今までしてこなかっただろうか?
ポテトチップスやコーラが身体に悪いことは何となく分かっていても
他の食事でカロリーを抑えたから、これくらい大丈夫と
カロリーだけに注目していると摂取を避けるべき食材を食べてしまっていたのです。
ポテトチップスやコーラなどの加工された炭水化物の食材は食べるべきではないのです。
空腹解消減量では
肉や魚などの魅力的な高タンパク質食材や、
食べ応えのあるナッツ類などの高脂質食材、
そして、未加工の炭水化物食材を積極的に摂取が可能です。
こんな魅力的なことは他にはありません。
なぜ今までの減量法はダメだったのか、
そして今回の減量法の注目点に解説していきます。
加工された炭水化物の過剰摂取に問題あり
加工された炭水化物とは、食材本来が持つ炭水化物ではなく
例えば小麦粉からパンなど加工された食品が持つ炭水化物のことを指します。
人工甘味料などもその一種であります。
そのため、ポテトチップスやパン、ケーキ、チョコレート、その他砂糖が入ったドリンクは加工された炭水化物と定義づけられます。
脂質は1g当たり9kcal、それに対して炭水化物やタンパク質は4kcalなので
低脂質になればなるほど、カロリーは下がるのです。
一見、低カロリーでこれくらい大丈夫だと思ってしまいがちでも
その加工された炭水化物には人体に与える影響として、インスリンを過剰に分泌してしまうのです。
インスリンとは?
インスリンは、脂肪細胞にエネルギーを蓄えるか否か身体に指示を出しているホルモンの1種です。
人間は飢餓状態になったときのために過剰に取りすぎたエネルギーは脂肪に貯めて貯蔵しておくのですが
その指示を出しているのがインスリンなのです。
体内にインスリンが増えれば脂肪にエネルギーを増やす傾向に、
逆にインスリンが減るとエネルギーを減らす傾向に、
エネルギーを増やせば脂肪がつきますし、減らせば脂肪が減ります。
つまりインスリンが体内に分泌される量で、「太る」「痩せる」が決まるのです。
脂肪細胞が錯乱し、空腹を感じ食欲がわく
インスリンがたくさん分泌されることで、脂肪細胞にエネルギーが蓄えられます。
そして、本来必要だった体内にエネルギーがまわらなくなります。
それによって空腹感が生まれ、食べ過ぎが生じるのです。
しかも、その食べ過ぎによって得たエネルギーを身体は温存しておく必要があると考え
さらに脂肪が貯まり、代謝はさがる一方です。
つまり、身体自体が太ることを推奨する状態(太りやすい体質)に陥っているのです。
食べ過ぎて太るのではない。体が太る過程で食べ過ぎになってしまうのです。
空腹解消減量法インスリンの過剰分泌を防ぐこと
インスリンの過剰分泌を防ぐことで、脂肪細胞にエネルギーを貯め込む(太る)ことを止めることができるのである。
さらには、脂肪細胞からエネルギーを解放する(痩せる)をころまで持っていくのがこの、「空腹解消減量法」です。
空腹解消減量法は以下の3段階のプログラムになっている。
フェーズ1:脂肪細胞でのエネルギー貯蔵を止めさせる
フェーズ2:脂肪細胞からエネルギーを解放させる
フェーズ3:リバウンドしない個人毎の食事の摂り方を確立
もちろん、自宅で実施可能で料理も自身の手で約30分以内に作れるものばかりです。
フェーズ1では基本的に1週間あらゆる糖質を断ち、フェーズ2では全粒状の穀物や野菜を摂取し、フェーズ3では身体の適応能力を見ながら加工された炭水化物も摂取という流れになります。
全粒状とは、白米ではなく玄米、小麦粉ではなくオートミールなどを指します。
これまでの歴史を見たときに、白米は歴史があるとはいえ
小麦粉にしろ、小麦粉から作られたパンやうどんにしろ
既に加工された食材なのです。
そんな物を人間の現在の進化では処理できるほどに至っていいということなのです。
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